Copper Mirage
記事 · バイヤー 2026-08-16

セレクトショップのバイヤーが仕入れで見ていること

「良いもの」の基準は、意外と具体的です
工
工藤 花
オーナー・バイヤー
2026-08-16
布地、染料、衣類、服、テクスチャ

「どうやって仕入れるものを選んでいるんですか?」とよく聞かれます。感覚的な部分もありますが、実際には確認していることがいくつかあります。Copper Mirageの仕入れ基準を、できるだけ具体的に書いてみます。

まず素材の表示を確認する

展示会でアイテムを手に取ったとき、最初に確認するのは素材表示です。「ウール混」と書いてあっても、ウールが何パーセント入っているかで手触りも耐久性も変わります。Copper Mirageでは、ウール製品はウール80%以上を基準にしています。

素材表示が曖昧なブランドは、それだけで仕入れの候補から外れることがあります。消費者に正確な情報を伝えられないものは、店頭でも説明できないからです。

縫製の確認:裏側を見る

衣服の場合、必ず裏返して縫い目を確認します。縫い目のピッチが均一か、糸の始末がきれいか、ボタンの付け方が丁寧か。これは価格帯に関係なく確認します。

高価なアイテムでも縫製が雑なものがあり、安価でも丁寧なものがあります。縫製の質は、着用と洗濯を繰り返したときの耐久性に直結します。

ブランドの規模感と生産背景

大量生産のブランドは、最低ロット数が多く、Copper Mirageのような小さな店では仕入れにくいという現実的な問題があります。それ以上に、生産背景が把握しやすい規模のブランドを選ぶようにしています。

工場がどの国にあるか、素材の産地はどこか、生産量はどのくらいか。これらを確認できるブランドは、何か問題があったときに説明できます。説明できないものは仕入れません。

仕入れの基準は、結局「自分が買うかどうか」に尽きます。迷ったときはその問いに戻ります。この店の在庫が少ない理由も、そこにあります。

#バイヤー#仕入れ#セレクトショップ#素材

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